令和元年度 学校医(三師会)代表と養護教諭代表との懇談会

 令和元年11月20日(水)18:30より札医会館にて開催され、高橋 担当理事、大川 委員長が出向いたしました。

 

〇 養護教諭代表から出された歯科関係の意見・質問等は下記の通りです。

 

1)検診後にしていただいた話を保健だよりで保護者に周知したところ、大変好評でした。

 

→ 資料などの提供は学校歯科医からの提案だったそうです。大変良い活動だと思います。健康教育などに関して、学校歯科医にもっと遠慮なく依頼してほしいと回答しました。

 

2)検診の前に、学校医の先生が1年生に優しく声をかけてくださり、子どもたちが不安がらずに検診を受けることができました。

 

→ 低学年児童は不安を覚えることもあるかもしれません。優しく接して不安を解消すれば検診もスムーズに進むことでしょう。

 

3)検診の際、手袋や、器具を消毒するための薬品を持参してくださる学校医の先生がいて大変助かっていますが、学校で用意してほしいと言われることもあります。学校医の好意で持参してくださっているのでしょうか。(耳鼻科共通)

 

→ 学校側で準備するのが基本と考えていますが、どうもこの件は曖昧なようです。自分に合ったグローブを持参される先生が多いとは思いますが、市教委との打合せ会議で確認を取ることにしました。

 

〇 今年度は「札幌市学校医協議会との懇談会」で出された中学校長会からの資料も配付されました。

 

1)いつも丁寧に診てくださっており、感謝している。

2)歯科検診後に1年生向けの歯の健康やスポーツデンティストの資格から運動との関わりなどを講演してくれるので、生徒にとってはとても良い学ぶ機会となっている。

3)丁寧に診ていただいている。帯同の方も来てくださるので、記録も丁寧にしていただき大変助かっている。

4)協力医のかたも記録の衛生士さんも帯同してくださり、大変ありがたい。

5)検診時、生徒に「歯がガタガタだな」「きたねえな」などと話す場面があった。

 

→ 児童・生徒と気さくに会話したり、検診の場で保健指導するのは良いことだと思いますが、最近はプライバシー保護を重要視する傾向ですので、言葉遣いや他の児童・生徒の存在など十分注意する必要があります。

 

6)今年度は1日で全学年の検診を行いましたが、1日ではやりくりが大変なので複数日程を希望する。

 

→ 各学校で事情も違うので、検診の予定を決めるときに十分に話し合いをしてください。

 

7)複数の歯科医に来ていただいているが、今年度は持参されたディスポ手袋が不足で学校のものを使用した。学校で用意すべきものなのかわからない。

 

→ 上記の通り。

 

〇 こちら側からは「学校歯科医アンケート」に記載されていた内容について質問しました。

 

1)検診器具の整備不良についての報告が複数寄せられていますが把握されていますか?また、養護教諭がミラーを一本ずつきれいに拭いていたとの報告がありました。滅菌の意味がなくなるので注意喚起をお願いいたします。

 

→ 養護教員会ではそのような報告は上がってきていないが、ある高校で検診器具数が不足していたという事例は把握しているとのことでした。尚、ミラーが不足していたという報告は学校歯科医アンケートにもありました。そのような事態となった原因は不明ですが、市教委との打合せ会議の話題にしたいと思います。

 

 

(大川 晋一 記)