平成29年度第2回学校歯科研修会「学校歯科医生涯研修制度 基礎研修会」

 第2回学校歯科研修会が、12月2日(土)午後3時から札歯会館大講堂にて開催されました。日本学校歯科医会が認定している生涯研修制度の基礎研修会であり、今回から文部科学省の後援を得る形となりました。26名の会員が受講され、そのうち2名は初受講でした。

 

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 はじめに、学校歯科保健概論について、学校歯科委員会大川委員長より講義がありました。平成29年4月より制度が改定され、修了証の有効期間が7年から10年になったこと、更新するには更新研修を受けることになったことについて説明がなされました。

 

 次に、学校歯科保健の保健教育について、学校歯科委員会平山副委員長より講義がありました。保健教育の4つの個別目標について定山渓小学校の事例を基にわかりやすく説明されました。

 次に、学校歯科保健の保健管理について、学校歯科担当の高橋修史理事より講義がありました。日本学校歯科医会のホームページについて紹介され、健康診断の意義や具体的な方法について詳しく述べられました。

 最後に、学校歯科保健の組織活動について、札幌市教育委員会生涯学習部 保健給食課保健指導担当係長の半澤郁子氏より講義がありました。学校は地域の中核という立場から、学校長が学校保健委員会を運営し、教職員が組織の協力体制、校内研修の重要性を理解し、家庭およびPTA、地域の関係機関や学校間と連携を取ることが必要と述べられました。

 研修会終了後、受講者に基礎研修修了証が渡されました。

 

 

(堀井 豪 記)