第34回北海道学校歯科保健研究大会

平成26年10月17日(金)午後1時より北海道歯科医師会館において、第34回北海道学校歯科保健研究大会が開催されました。

 

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会長挨拶の後、平成26年度北海道歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクールおよび平成26年度北海道学校歯科保健優良校の表彰式が行われました。図画ポスターコンクールの受賞式では、受賞の小学生、学校関係者、父兄が出席され、盛大に行われました。

 

優良校表彰で札幌歯科医師会関係では、北海道学校歯科保健優良校として小学校の部から、優秀賞に札幌市立定山渓小学校、札幌市立新琴似北小学校、HBC賞に札幌市立山鼻小学校、奨励賞に札幌市立東札幌小学校、また中学校の部からHBC賞に札幌市立定山渓中学校がそれぞれ選出され表彰を受けられました。表彰を受けられた関係者の皆様おめでとうございました。

 

その後午後2時過ぎより、北海道医療大学教授の千葉逸朗先生と旭川市立神居東小学校養護教諭の松本恵子先生による2題の講演が行われました。

 

千葉逸朗先生は、「歯科保健にみる健康格差」と題して講演され、経済格差が健康格差を生み、子どもたちには健康格差がある。その格差は口の中に顕著に現れ、親の格差は子に引き継がれ、格差を決めるのは社会的決定要因のようだと説明されました。そしてその健康格差をなくすにはどうしたら良いのか?どんな環境で育った子でも平等に健康になるにはどうしたら良いのだろうか?という問題提起がありそれには、集団アプローチ(ポピュレーションアプローチ)が効果的であり、保健情報を活用して教育関係者と医療関係者が協力して子どもたちの健康を守ろうと締めくくられました。

 

松本恵子先生は、「歯・口の指導 簡単おもしろレシピ集」と題して講演されました。先生はいままで、歯・口の健康つくり推進指定校を担当され、数多くの表彰を受けられており、学校での指導のエキスパートです。お口ぽかんカード・体のバランスと奥歯・パタカラ体操・咀嚼力テストなど、いろいろな指導方法を紹介されました。子どもたちに気づかせることが大事で、そして考えさせることで健康つくりをして行くことが大切だと教えられました。