第62回全国学校歯科医協議会

 

平成24年11月8日(木)全国学校保健研究大会全体会が熊本市市民会館崇城大学ホールで行われた後、KKRホテル熊本に会場を移して全国学校歯科医協議会が行われました。

 

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学校歯科医協議会では『学校へ行こう!?学校、家庭とともに推進する健康教育と学校歯科医の在り方?』と題して熊本県歯科医師会会長 浦田健二先生を座長としてシンポジウム形式で行われました。
日本学校歯科医会常務理事 齋藤秀子先生には学校歯科医の立場として学校歯科医の役割、生活習慣病予防、感染予防、食育などの課題について専門的知識を提供する必要性等についてのお話がありました。養護教諭の井上里美先生、桑田奈津子先生からは現場の立場として、学校歯科医はもとより、保健師、栄養士、さらに家庭・地域社会との実践している様子を提示していただきました。
大分大学教育福祉科学部教授 住田実先生からは子ども対象の「保健講話」において「何から話し始めたら良いのか」「どのように話題を組み立てるか」という“悩みのタネ”に対して、その打開のヒントをいただきました。
例えば、縄文時代の骨格化石から復元した縄文顔と現代人の顔、さらに骨格の変化をコンピューターで予測した「50年後」「100年後」という映像があれば、1時間ほどの講話は「あっ!」という間ではないでしょうか。
大切なことは「もしも今、その場所に居合わせたら何が見え、時間の経過とともにどのように変わるのか」<視座の導入と移動>を意識して、話の組み立てに連続性と一貫性をもたせると、学習者にまとまったイメージを持たせるのに役立つようです。

住田先生はこのような映像教材を多数監修・企画しておられます。

 

NHKDVD教材
『はてな?で学ぶ保健指導』
『新・ぎもん・しつもん!むし歯の予防』

 

東山書房『宇宙と歯の健康』ほか多数。

参考にしてみてはいかがでしょうか?

(齋藤浩司記)