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第58回北海道学校保健研究大会胆振(登別)大会

北海道学校保健研究大会写真1 北海道学校保健研究大会写真2

 秋も盛りの10月18日、美しい紅葉に包まれた登別市で、第58回北海道学校保健研究大会が開催されました。大会のスローガンは「北の大地を心豊かにたくましく生きぬく子どもの育成を求めて」でした。会場となった登別市民会館はかなり大きな建物で、その大講堂において午前9時40分から開会式、学校保健功労者表彰式、基調講演、昼食をはさんで午後からは会場を別け部会別研究協議というプログラムで進行しました。 基調講演は大分大学教育福祉学部教授住田実先生の「健康教材と〈からだと健康の小宇宙〉を旅して」というものでした。健康教育学がご専門の住田先生は著書や連載論文は勿論のこと、NHKビデオ・DVD教材などを多数企画・監修されており、子どもたちが興味を持って楽しく体と健康の意義を学べるようにと日々研究されている方です。実際の講演は我々が聞いても、話にどんどん引き込まれていく感じでとても興味深い内容でした。卑弥呼の食生活から咀嚼と健康を考える話や、ジャワ原人の咀嚼筋が現代人の2倍もあり、もし今のオリンピックに出たなら金メダルラッシュになるかも…。という話など、歯や顎といった歯科に関連するエピソードも多数盛り込まれており、1時間30分の講演でしたが、あっという間に時間が過ぎたように感じました。 午後からは事前に登録した部会に分かれての研究協議でした。第4部会までありましたが、学校歯科医の先生方はほとんどが第2部会に出席していました。分類は「保健管理・保健教育」でしたが、提言者が登別小学校、学校歯科医の堅田裕先生と養護教諭の細谷あゆみ先生で、内容も「むし歯予防におけるフッ化物洗口の効果と安全性について」というもので、学校歯科医として是非聞いておきたい話でした。みなさんご存知のように、今年6月に道議会で可決、施行された「北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例」に小学校におけるフッ化物洗口の実施が盛り込まれました。登別小学校は昭和53年にむし歯予防研究指定校に指定されたのを機に、30年間にわたりフッ化物洗口と給食後のブラッシング活動を実施し、DMFTを1点台前半まで低下させてきた歴史があります。堅田先生は、むし歯予防におけるフッ化物洗口の効果と安全性について提言され、これからの歯科医療はオーラルヘルスプロモーションを目指すべきだとしたうえで、フッ化物洗口は学校など集団でのむし歯予防に効果を発揮する有効かつ安全な手段の一つであると話されました。また、細谷先生からは各学年別の口腔保健管理・保健教育の実際の内容についてのお話がありました。どちらのお話も、長年の学校保健関係各位の苦労と努力、生徒や保護者の理解と協力により形作られてきたものと感じました。質疑応答や追加発言なども活発で、130名以上の第2部会出席者全員、有意義な時間を過ごすことができたと思います。皆、来年の開催予定地である釧路での再開を楽しみに閉会となりました。

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